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【映画】ライオンと魔女の恐怖

「ナルニア国物語」ときくと、私は強烈な郷愁を覚えます。

子供のころ、ものすごくはまったので。
ちょうど、「飛ぶ教室」とか「エーミールと探偵たち」とか「ドリトル先生シリーズ」とか「メアリ・ポピンズ」にはまったのと同時期なんです。
(同じ頃に指輪物語も出ていたようなんですが、私は一冊目の冒頭で挫折してしまいましたw あれは前置きながすぎ!)

ナルニアのおもしろいところは、全7冊が時系列で並んでいないことです。
途中の巻で過去の物語が語られたりします。
確か「魔術師のおい」がナルニア創世の物語だったかな?

読み進めていくと、第1巻「ライオンと魔女」で魔女が生まれた理由やロンドンのガス灯がなぜナルニアにあるのかなどがちゃんとわかるのです。

「はてしない物語」と違ってちゃんと私が知る限りの伏線は全て説明がなされています。
(「はてしない物語」は作者さんが亡くなられてしまったのでもしかしたら続きを書くつもりがあったのかもしれないですけれど…)

んで。本題。

今、ナルニアは映像化されました。
先週、テレビで「ライオンと魔女」が放送されたのでちらちらと見ました。
確かに映像はすごいです。リアルです。戦闘シーンとかこわいぐらいに。
動物たちの動きや表情もすごいです。
確かにすごいですけど…

リアルにすることによって、残酷さや恐怖ばかりが目立ってしまって、ナルニアの幻想的なところや美しさや楽しさや住人たちのかわいさがすっかり身を潜めてしまった感じがしました。

少なくとも子供の頃の私が想像していたナルニアはあんなに残酷で怖い国じゃなかった。もっと夢のある楽しい国だった。
あんな恐ろしい国だったら、行きたくない。
子供の頃、何度も何度もタンスの奥を探ってナルニアへの道が無いか探した私。もし子供のころにこの映画を見たら絶対行きたいなんて思わないです…

世の中にはけっして映像にしてはいけないものがあるんだなあと、ナルニアの映画を見て思い知らされました。

原作はすごくいいのになあ…
by daigorouchan | 2008-05-22 11:01 | 生活そのた

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